スレート屋根は全部塗装できると思っていませんか?岡山で急増する「塗ってはいけない屋根」の真実
こんにちは!岡山市、倉敷市、早島町、玉野市で水まわりリフォーム、外壁塗装・屋根塗装、エクステリア(外構)工事を実施しているわたさぽホームです!
屋根塗装を頼んだのに「できません」と言われた理由
岡山で本当にあったスレート屋根のエピソード
こんにちは!
わたさぽホームでリフォーム営業を担当している濱子です😊
実際の現場で起きた出来事をもとに、
「知らないと損をするリフォームの話」や「知っていてほしい塗装の情報」などを、
できるだけ分かりやすくお伝えしています。
YouTubeでも発信しておりますので気になる方はぜひ見てみてください♪
この記事の解説者は…
わたさぽホーム 営業担当
濱子広大(はまご こうだい)
東京で幼稚園教諭として勤務。岡山に戻り児童養護施設での支援や、有名受験塾で約10年間、塾校長・講師を務めるなど、教育に携わってきました。
現在はわたさぽホームの理念に共感し、「人の人生に関わる仕事の大切さ」を胸にお客様に寄り添うリフォーム提案を行っています。教育現場で培った丁寧な姿勢を活かし、安心・納得できる住まいづくりの情報を発信しています。

今回のテーマは、
スレート屋根の塗装について。
特に岡山の戸建て住宅では、
「塗装できると思っていたのに、実はできなかった」
というケースが本当に多くなっています。
今日はその中でも、
実際にあったお客様とのやり取りを交えながら、
なぜそんなことが起きるのかをお話ししていきます。
「屋根の塗装をお願いしたいんです」から始まった一本の電話

「屋根の塗装をお願いしたいんです」
先日、こんなお電話をいただきました。
築15年ほどのお家で、外壁は数年前に塗装済み。
「外壁がきれいになったから、
屋根もそろそろやっといた方がええかなと思って」
岡山では、本当によくあるご相談です。
ですので私たちは、すぐに現地へ向かいました。
🎥 動画でも詳しく解説中!
↓ 動画の方が見やすいという方はこちらからどうぞ😊✨
現場でまずやるのは「塗れる前提」を捨てること
現地に着くと、
「寒くなってきましたね😓」
なんて世間話をしながら、屋根の確認に入ります。
お客様としては、
「今日は見積もりを取って、塗装する流れ」
そう思われていたと思います。
ですが、私たちの頭の中は違います。
“この屋根、本当に塗装していい屋根なのか?”
屋根に登らせていただき、確認をさせていただきますが…
実はここが、一番神経を使う作業です。
なぜなら――
塗装ができないスレート屋根が存在するからです。
「スレート屋根なら塗れるんじゃないんですか?」

調査後、お客様からこう聞かれました。
「スレート屋根ですよね?
じゃあ塗装できますよね?」
この質問、岡山の現場では本当によく出ます。
そして、答えは正直にお伝えしなければなりません。
「今回は、塗装はおすすめできません」
スレート屋根とカラーベスト、実は同じものです
まず整理すると、
スレート屋根とカラーベストは同じ屋根です。
正式名称が「スレート屋根」。
カラーベストは商品名。
例えるなら、
合田剛=ジャイアン
のような関係ですね(笑)。
全国の住宅の約7割で使われているほど、
とても一般的な屋根材です。
だからこそ、
「塗装できて当たり前」
と思われがちですが、ここに大きな落とし穴があります😅
スレート屋根は「時代」で性格がまったく違います

↑ 動画では屋根材名まで詳しく解説しています😊気になる方はぜひどうぞ!
スレート屋根は、
作られた時代によって性質が大きく変わります。
私は大きく、次の3つに分けています。
-
旧タイプ(1990年代前半まで)
-
中期タイプ(2000年前後〜2010年頃)
-
現行タイプ(2010年以降)
今回のお客様のお家は築15年。
つまり、中期タイプに該当しました。
一番トラブルが多い「中期タイプ」のスレート屋根

この時代のスレート屋根は、
アスベストを含まない代わりに、非常に脆いのが特徴です。
一見すると、
「少し色あせているだけ」
「塗ればきれいになりそう」
ですが、実際には
高圧洗浄だけで割れる
人が乗るだけで欠ける
塗装してもすぐ剥がれる
というケースが非常に多い屋根です。
中には、メーカー公式で
塗装非推奨とされている屋根材もあります。
「塗装で済むと思っていました…」というお客様の言葉
そのことをお伝えすると、
お客様は少し間を置いて、こう言われました。
「正直、塗装で済むと思ってました」
「そんな屋根があるなんて、知らなかったです」
でも、知らなかったのは無理もありません。
ほとんどの方が、
自分の家の屋根材なんて意識したことがないからです。
本当に大切なのは「安い工事」ではなく「合った工事」
このタイプの屋根で必要になるのは、
カバー工法や葺き替え工事。
確かに、塗装より費用はかかります。
ですが、意味のある工事です。
もしここで
「とりあえず塗りましょう」
と進めてしまうと、
数年後に剥がれ、
雨漏りし、
結局やり直し。
結果的に、
一番高くつく工事になります。
カバー工法・葺き替え工事の施工事例
■カバー工法
【施工前】 【施工後】

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■葺き替え工事
【施工前】 【施工後】


※スレート屋根(カラーベスト)の工事ではありません。
スレート屋根=全部塗れる、ではありません
今日一番お伝えしたいのは、この点です。
-
古いスレート屋根 → 状態次第で塗装OK
-
中期タイプ → 基本的に塗装NG
-
現行タイプ → 塗装OK
まずは、
「いつ建てた家か」
ここを知るだけでも、大きな判断材料になります。
おわりに「ちょっと不安だな」と思った今がタイミングです
屋根は普段、見えません。
だからこそ、劣化は静かに進みます。
「うちの屋根、大丈夫かな…」
そう感じたなら、それは屋根からのサインです。
わたさぽホームでは、
無料の屋根診断・お見積りを行っています(^^)/
実際に屋根を確認し、
素材・劣化状況・最適な施工方法を
正直にお伝えします。
無理な営業は一切ありません。
まずは“知ること”から、一緒に始めましょう。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次の授業でお会いしましょう!
