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外壁・屋根塗装の塗料の種類について【初級編】

【塗料の種類を徹底解説】外壁塗装で失敗しないために知っておきたい基礎知識

こんにちは!濱子です!
建築業界にいなかった私がこの業界に入って一番困ったのが建築に必要な膨大な知識でした。その中でも塗装は下地によって塗料を変えなくてはいけなかったり(これをしていない業者が多いので本当に注意して下さいね)、塗料の種類も豊富で覚えるのにかなり苦戦をしました💦

そんな私だからこそ、全く塗料の知識がない方でも分かりやすくだけでなく、外壁や屋根などのリフォームをご検討中の皆さまに向けて、「塗料の種類」について詳しくご紹介いたします。
以前、「なぜ塗装が必要なのか」についてご説明いたしましたが、今回はその続編として、「どのような塗料を選べばよいのか」というテーマに焦点を当ててまいります。塗料にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴・価格・耐久年数などが異なります。選ぶ塗料によって、建物の見た目はもちろん、今後のメンテナンス費用や快適さにも大きく影響いたします。

この記事を通じて、お客様だけでなく塗装工事をお考えの皆様がご自身に合った塗料を選べるよう、わかりやすく丁寧にご案内させていただきますので最後まで読んでくれたら嬉しいです。

 

1. 塗料の基本構造について

まず、誤解をして欲しくないのは塗料とは単なる「色」ではないということです。もちろん大切なお家の景観を美しくする「色」としての役割もありますがそれだけではありません。以前、「なぜ塗装が必要なのか」という記事を書かせていただいたときにご紹介しましたが、塗料には家を保護する役割ももっています。
よって、子どもの頃に学校の美術の時間で使っていた絵の具のようなものとは違い、家を保護するための成分も入っているんです。この成分によって塗料のグレードも決まってきます。

※主に以下の3つの成分から構成されています。

  • 樹脂(バインダー):塗膜の骨格となる成分で、耐久性や機能性に関わります。

  • 顔料(ピグメント):色を出すための成分。塗膜に隠ぺい力(下地を隠す力)を与えます。

  • 溶剤(シンナーや水):塗料を液状にするための成分で、揮発して乾燥します。

このうち「樹脂」の種類によって、塗料のグレードや性能が決まります。このグレードによってそれぞれの塗料がもつ耐久年数や性能が大きく異なります。
ご自宅の状態や、将来どこまで家を維持していきたいかなどの理由によって選ぶのがポイントになります。


2. 主要な塗料の種類とその特徴

現在、建築塗装に用いられる塗料は、大きく分けて以下の5種類がございます。

2-1. アクリル塗料

耐久年数:3~5年
価格帯:★★☆☆☆

アクリル塗料は、かつて住宅塗装で広く使用されていた塗料です。
比較的安価で発色が良く、カラフルな仕上がりになることから、一時期は人気が高まりました。

しかし、耐久性や耐候性が低く、色あせや剥がれが早く進行してしまうため、現在ではあまり一般住宅では使われていません。短期間だけ建物を維持したい場合や、仮設建物などに使われることが多いです。ちなみにわたさぽホームでは取り扱ったことはありません。お家の耐久性をきちんと向上させるためには性能が低すぎるからです。また、耐久年数の短さから考えると塗替えの頻度が高くなるため、中長期的に見ても施工費の負担が大きくなるためおススメしておりません。

メリット

  • 価格が安い

  • 発色が鮮やかでカラーバリエーションが豊富

デメリット

  • 耐久性が低い

  • 汚れがつきやすく、色あせもしやすい


2-2. ウレタン塗料

耐久年数:5~8年
価格帯:★★★☆☆

ウレタン塗料は、アクリルよりも耐久性が高く、柔軟性にも優れている塗料です。
凹凸のある箇所や、細かい部分の塗装にも適しており、雨どいや手すりなどの小規模部位にも使用されます。

現在は次にご紹介するシリコン塗料に押され気味です。こちらも先ほどと同様で耐久年数が短いため塗替えの頻度が高くなるためよほどのことがない限りは塗ることはまずないです。

メリット

  • 弾性があり、細部への塗装に適している

  • 比較的安価

デメリット

  • 耐久性・防汚性はシリコンより劣る

  • 紫外線で劣化しやすい


2-3. シリコン塗料

耐久年数:7~12年
価格帯:★★★☆☆(中価格)

現在、住宅の外壁塗装で最も多く使用されているのがシリコン塗料です。
価格と耐久性のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れています。

また、防汚性・耐候性・カビや藻の発生を防ぐ性能なども備わっており、外観を長く美しく保つことができます。弊社でも最も出ている塗料になります。一番の理由としては価格と耐久年数のバランスになります。さほど目立ったデメリットがないため使いやすいという利点もあります。ただし、環境条件によっては劣化が早まる場合もありますのでお住まいの条件にあったものを使用すると良いと思います。

メリット

  • 耐久性と価格のバランスが良い

  • カビ・藻が付きにくい

  • カラーバリエーションが豊富

デメリット

  • 無機塗料やフッ素塗料と比べると耐久性は劣る


2-4. フッ素塗料

耐久年数:12~16年
価格帯:★★★★☆

フッ素塗料は、公共施設や大型建築物にも使用されるほどの高耐久性能を持つ塗料です。
蛍石(ほたるいし)を原料とするフッ素樹脂を配合した塗料で他の塗料と比べると少し値段はありますが、塗り替えの頻度が少なく済むため、長期的に見ればコストパフォーマンスに優れた選択ともいえます。特に、日当たりの強い場所や風雨の影響を受けやすい場所におすすめされます。

メリット

  • 非常に高い耐久性・防汚性

  • 紫外線に強く、色あせしにくい

  • メンテナンス頻度が少なく済む

デメリット

  • 初期費用が高い

  • 塗膜が硬く、ひび割れのリスクがある場所には不向き


2-5. 無機塗料

耐久年数:18~20年超
価格帯:★★★★★

無機塗料は、ガラスや鉱物などの「無機物」を主成分とした塗料で、非常に高い耐久性を誇ります。
紫外線・雨風・酸性雨などの外的要因に非常に強く、メンテナンスの手間を大幅に減らすことができます。

「一度塗ったらしばらくは手をかけたくない」という方には、最もおすすめできる塗料の一つです。

メリット

  • 業界トップクラスの耐久性

  • 汚れにくく、美観を長く保てる

  • 不燃性もあり、安全性が高い

デメリット

  • 費用が高額

  • 柔軟性がないため、下地に追従しにくい


3. その他の注目塗料

3-1. ラジカル制御型塗料

近年注目を集めているのが「ラジカル制御型塗料」です。
紫外線による劣化(ラジカル反応)を抑える特殊な技術が使われており、シリコン塗料以上の耐久性を持ちながら、価格は抑えめ。

「新しい技術」「コスパが良い」「環境にも優しい」と三拍子そろった注目株です。

弊社でもラジカルシリコンを塗料として使用するケースも多いです。性能がよくて他よりも安価なのはお財布に嬉しいですよね。


4. 塗料の選び方 〜自分に合った塗料を選ぶために〜

先程も少しお伝えさせていただきましたが塗料を選ぶ際は、以下のポイントを押さえることが大切です。

  • 予算(初期費用とメンテナンス費用)

  • 外壁の材質や状態

  • 将来の住み方(住み続けるか、売却予定か)

  • 周囲の環境(海沿い・山沿い・日当たりなど)

  • 色や艶などの好み

実際に塗装を行う場合にはしっかりと相談しながら、ライフスタイルや今後の見通しに合った塗料を選ぶようにしましょう。
分からないから全てを任せていると、塗装をしたのにすぐに劣化して経済的な負担が大きくなるなど
塗った後に公開するお客様が多くいらっしゃいます。
安いものではないのでしっかりと検討をしていただくことが大切になります。


5. 塗料に関するよくあるご質問

Q. 色によって性能に違いはありますか?
→性能自体には大きな違いはありませんが、濃い色ほど熱を吸収しやすく、表面温度が高くなる傾向があります。

Q. 匂いは強くないですか?
→現在は水性塗料が主流となっており、匂いが少ない製品も多数あります。お子様やペットがいるご家庭でも安心して使用可能です。
ただし、屋根などに使う一部の塗料は水性でないものもまだまだ多いので匂いがまったくないわけではないので注意をしましょう。

Q. 艶ありと艶なしはどちらが良いですか?
→艶ありの方が防汚性に優れており、艶なしは落ち着いた印象を与えます。お好みや建物の雰囲気に合わせて選択できます。
ただし、価格に差があることもありますのでこちらも注意が必要です。


6. まとめ

塗料選びは、単に「色を塗る」こと以上に、将来の安心・快適な暮らしを左右する大切な要素です。
価格だけで判断するのではなく、耐久性・性能・ライフスタイルとの相性を考えながら、慎重に選ぶことが大切です。

ご自身だけで判断が難しい場合は、どうぞお気軽にわたさぽホームへご相談ください。
塗装のプロとして、お客様のご要望に最適な塗料をご提案させていただきます。


以上、塗料の種類についてのご紹介でした。
次回は、「塗料の種類について【中級編】」、「塗装工事の工程」や「施工中に注意したいこと」などについてもお話しできればと考えております。

ご一読いただき、誠にありがとうございました。

濱子広大
濱子広大

営業担当。進学塾で校長を務めた経験を活かした分かりやすい説明を心がけている。お客様から寄せられる声も「わかりやすい」「レスが早い」という声が多く、話しやすいことからお子さんの進路相談に乗ることも。