屋根は塗装で直ると思っていませんか?岡山でも増えている「塗装ではもう無理な屋根」の現実
こんにちは!岡山市、倉敷市、早島町、玉野市で水まわりリフォーム、外壁塗装・屋根塗装、エクステリア(外構)工事を実施しているわたさぽホームです!
屋根は塗装で直ると思っていませんか?
実は「塗れない屋根」が増えている理由
こんにちは。
わたさぽホームの濱子です😊
私が外壁塗装や屋根塗装のご相談を受けていると、最近とても多いのがこんな声です。
「屋根を塗装したいと言ったら、もう塗れないと言われた」
屋根塗装は、比較的費用を抑えてできるメンテナンス方法として知られています。
そのため「屋根=塗装で何とかなる」と思われている方も少なくありません。
しかし実際には、状態によっては塗装では対応できない屋根もあります⚠
今回はその理由と、塗装できない場合の正しい選択肢について分かりやすく解説します!
この記事の解説者は…
わたさぽホーム 営業担当
濱子広大(はまご こうだい)
東京で幼稚園教諭として勤務。岡山に戻り児童養護施設での支援や、有名受験塾で約10年間、塾校長・講師を務めるなど、教育に携わってきました。
現在はわたさぽホームの理念に共感し、「人の人生に関わる仕事の大切さ」を胸にお客様に寄り添うリフォーム提案を行っています。教育現場で培った丁寧な姿勢を活かし、安心・納得できる住まいづくりの情報を発信しています。

🎥 動画でも詳しく解説中!
↓ 動画の方が見やすいという方はこちらからどうぞ😊✨
そもそも屋根塗装は「修理」ではありません
まず知っておいていただきたい大前提があります。
少し意外に感じる方も多いのですが、屋根塗装は、壊れた屋根を直す工事ではありません。
塗装の役割は
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紫外線
-
雨
-
湿気
から屋根材を守るための「保護」です。
イメージとしては、肌に塗る日焼け止めに近いものですね🌞💧
日焼け止めも肌をきれいに見せたり、ダメージを防いだりはできますが、ケガそのものを治すわけではありませんよね。
そのため、
-
屋根材そのものが劣化している
-
水を吸ってボロボロになっている
こういった状態になると、塗装をしても長持ちしません。
屋根の塗装では表面を塗り替えることで見た目はきれいになり、防水性も一時的に回復します。
ただし、屋根材の中まで傷んでいたり、雨水を吸い込んでしまっている状態だと、塗装だけではどうにもならないのが正直なところです。
塗装できない屋根に多い3つの状態
実際の点検現場で、塗装不可と判断するケースには共通点があります。
① スレート屋根の表面が剥がれている
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スレート屋根(カラーベスト・コロニアルなど)は、
表面の塗膜が防水の役割を果たしています。
この表面が
-
ミルフィーユ状に剥がれている
-
触るとポロポロ崩れる
という状態だと、塗料が密着せず、施工後すぐに不具合が出る可能性があります。
② 水を吸いすぎて寿命を迎えている

長年メンテナンスされていない屋根は、
雨水を吸い込み「スポンジ状」になっていることがあります。
この状態では、
-
塗装しても内部から劣化が進行
-
数年で再工事が必要
となり、結果的に無駄な工事になってしまいます。
以前、屋根の調査でお伺いさせていただいたお客様のお話です😌
「色あせが気になってきたので、そろそろ塗装を」とのお話でした。
実際に屋根に上がって確認すると、数枚の屋根材に違和感がありました。
手で軽く押してみると、まるでスポンジのようにフカフカしていたんです。
瓦をめくってみると、長年の雨水を吸い込み、屋根材の内部や下地まで劣化が進んでいる状態でした。
このように屋根が水を吸ってしまっている場合、表面を塗装しても中の劣化は止まりません。
その場でお客様に、
「この状態で塗装をしても、数年で塗膜が浮いたり、再工事が必要になる可能性が高いです」
と正直にお伝えしました。
一時的にきれいに見えても、根本的な解決にはならない工事をしてしまうと、結果的に余計な費用がかかってしまいます。
だからこそ、私たちは「塗れるかどうか」ではなく、今の屋根にとって本当に必要な工事かどうか を、現場調査でしっかり見極めています。
③ 金属屋根のサビが内部まで進行している

金属屋根の場合、表面の軽いサビであれば塗装で対応できます。
しかし、
-
穴が開きかけている
-
サビが層の奥まで進行している
場合は、塗装では止められません。
「屋根を塗れない」と言われた場合の正しい選択肢
屋根の状態を見ていると、「もう塗装では守れないな」と感じるケースがあります。
塗装ができない屋根の場合、選択肢は主に2つです。
屋根のカバー工法(重ね葺き)
【施工前】 【施工後】

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カバー工法は、今の屋根をすべて撤去せず、その上から新しい屋根を重ねる工事です。
屋根を大きく壊さないため、工事中の音やホコリが少なく、工期も比較的短く済みます。
「できるだけ普段の生活に負担をかけずに工事をしたい」という方には、安心しやすい方法ですよ😊
また、古い屋根の撤去や処分が少ない分、葺き替え工事より費用を抑えられることが多いのも特徴です。
「しっかり直したいけど、無駄な出費はできるだけ避けたい…!」
そんなお気持ちに寄り添える工事だとも感じています(^^)/
実際に工事をされた方からは、
「雨音が気にならなくなった」
「夏の暑さがやわらいだ気がする」
といった声をいただくこともあります。屋根が二重になることで、快適さを実感される方も多いですね!
表面をきれいにするだけの塗装とは違い、屋根そのものを新しくできるのがカバー工法の大きな安心材料です。
これから先の暮らしを考えたとき、「やっておいて良かった」と思っていただける工事方法のひとつです♪
メリット
-
葺き替えより費用を抑えられる
-
工期が比較的短い
注意点
-
下地が傷んでいないことが条件
屋根の葺き替え工事
【施工前(台風で破損していました)】 【施工後】


葺き替え工事は、今ある屋根を一度すべて撤去し、下地から新しく作り直す工事です。
屋根の中までしっかり確認できるため、見えない部分の傷みや劣化もきちんと直せるのが大きな特徴です🙆
長年雨漏りしていた場合や、下地まで傷んでいる場合は、表面だけを直す工事では安心できません…😅
葺き替え工事なら、屋根をいったんリセットする形になるので、根本から安心できる屋根に生まれ変わります。
また、屋根材を新しく選び直せるのもメリットのひとつですね!
軽い屋根材に変えることで、建物への負担が減り、地震対策につながるケースもあります。
「これから先も長くこの家に住みたい」という方には、心強い工事方法です。
工事費用はカバー工法より高くなることが多いですが、
その分、今後のメンテナンスや雨漏りの心配が少なくなり、長い目で見ると安心感の大きい選択になります。
これから先の10年、20年を考えたとき、
「一度しっかり直しておきたい」
「屋根の不安をできるだけなくしたい」
そんな方に選ばれているのが、葺き替え工事です(^^)/
メリット
-
根本的な解決ができる
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耐久性・安心感が高い
注意点
-
費用は最も高くなる
屋根は早めの点検が、結果的に一番安く済みます
屋根は、普段の生活ではほとんど見えません。
そのため劣化に気づいたときには、
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塗装では対応不可
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高額な工事しか選べない
という状態になっていることも少なくありません。
定期的な屋根塗装や点検は、
お金をかけるためではなく、将来の高額工事を防ぐためのものです。
自分の家の屋根も要注意?チェックポイント
次の症状がある場合は、一度点検をおすすめします😊
➀屋根の端が反っている、剥がれている
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②コケや黒ずみが異常に多い

③軒天や天井に雨染みがある
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ひとつでも当てはまれば、塗装で済まない可能性があります!
特に、雨染みがある場合は雨漏りの可能性が非常に高いですので、梅雨の時期になる前に雨漏り対策を行うことをおすすめします😊
まとめ|屋根は「塗れるうち」が一番のタイミング
屋根は、壊れてからでは選択肢が限られます。
逆に言えば、早めに知ることで選べる工事が増えるということです。
「うちの屋根、大丈夫かな?」
そう思った今が、点検のベストタイミングかもしれません。
わたさぽホームでは、
屋根・外壁の無料診断を行っています♪
無理な営業は一切せず、「適正価格で安心できる工事」をお届けするために、今の状態を正直にお伝えします。
このブログが、
後悔しない判断のきっかけになれば幸いです😊
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
