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床下の湿気対策に炭は効果ある?リフォーム現場で実際に確認してみました

こんにちは!わたさぽホームの渡辺です。

「最近、なんとなく家の中がジメジメする」

「床下の湿気って大丈夫なのかな?」

「床下に炭を入れると湿気対策になるって聞いたけど、本当に効果があるの?」

そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、実際のリフォーム現場で床下を確認する機会がありましたので、その様子をご紹介します。

先日、岡山市南区で床の貼替え工事を行ってきた時のことです。

今回、お客様とお話しする中で、床下についてこんなご相談をいただきました。

「工務店さんから『床下が少しカビているから、炭を入れたらいい』と言われたんです。炭を入れてもらえませんか?」

お話を聞いてみると、「炭は湿気を取ってくれるので、ホームセンターで10坪分くらい買って床下に入れたらどうか」と言われたそうです。

そこで実際にホームセンターへ買いに行ってみたところ、なんと10坪分で約7万円とのこと。

「それなら、一度ほかの業者さんにも話を聞いてみよう」

ということで、今回ご相談いただきました。

実際に床下を確認してみると、下の写真の赤丸で囲んだ部分が少しカビているところです。

ちなみに、こちらのお宅は増築を重ねているため、土が残っている床下と、きれいにコンクリートが打たれている床下が共存していました。

普段なかなか見ることのできない床下ですが、場所によって状態が違っていて、見ていてなかなか興味深い現場でした。

 

床下に炭を入れると、どんな効果が期待できる?

床下の湿気対策として、昔から炭が使われることがあります。

炭には湿気を吸着する性質があるため、床下の環境改善を目的として使用されるケースがあります。

ただし、床下に水が入り込んでいる、換気が十分にできていないなど、湿気の原因そのものに問題がある場合は、炭を置くだけでは十分な対策にならないこともあります。

なぜ床下が湿っているのか

まず原因を確認することが大切です。

床下の湿気対策は、まず原因を確認することから

床下が湿っているからといって、すぐに炭を入れればいいとは限りません。

  • 床下の換気が十分にできているか
  • 雨水などが床下に入り込んでいないか
  • 給排水管から水漏れしていないか
  • 地面から湿気が上がってきていないか
  • 床下の木材に腐食や傷みがないか

など、実際の状態を確認することが大切です。

床下の湿気対策は何がオススメ?

では、床下の湿気対策として、何をするのが良いのでしょうか?

床下に何かを敷いて調湿するのであれば、炭だけではなく、シリカゲルやゼオライトなど、調湿を目的とした素材を使う方法もあります。

また、防湿シートを敷いて、地面から上がってくる湿気を抑える方法もあります。

ただ、ここは少し注意が必要です。

床下が土のままで水分が多い場合、防湿シートを敷くことで湿気の逃げ方が変わり、施工条件によってはシートと地面の間に水分がたまりやすくなることもあります。

床下の湿気を好むカビやシロアリなどの問題につながる可能性もあるため、「とりあえず防湿シートを敷けばOK」とは一概には言えません。

場合によっては、吹付けなどで土の表面を固め、床下の環境そのものを改善する方法もあります。

結局のところ、「床下の湿気対策はこれが正解!」というものはないんですよね。

家によって、床下の状態も、湿気の原因も違います。

だからこそ、その家の状態を見て、いくつかの選択肢の中から適した方法を選ぶことが大切だと思います。

私は、業者側が一つの方法だけを勧めるのではなく、複数の選択肢を持っておくことが大切だと考えています。

今回は、床下に炭を入れませんでした

今回のお客様については、最終的に床下へ炭をまくことはしませんでした。

お客様とよくお話をしてみると、

「家はあと15年くらいもてばいいと思っている」

とのことでした。

そこで実際に床下へ潜って確認してみると、根太や大引きにはところどころ腐食が見られました。

ただ、束石には特に問題がなく、床下に入ったときのカビ臭さもありませんでした。

そのため、今回は新たに調湿対策を行うのではなく、床の貼替え工事を優先することにしました。

これまで40年近く、この床下の状態で家が使われてきたことも判断材料の一つです。

もちろん、家の状態や床下の環境によって違うので一概には言えませんが、今回の状態を見る限り、新しくした大引や根太が15年程度で大きく傷んでしまう可能性は低いと判断しました。

リフォームでは、「何かを追加すること」だけが正解ではありません。

必要な工事を見極めて、場合によっては「今回は何もしない」という判断をすることも大切だと思っています。

リフォームは暮らしを少し楽にするためのもの

リフォームというと、「古くなったから新しくする」というイメージがあるかもしれません。

でも、私たちはそれだけではないと思っています。

「ここがちょっと不便だな」

「冬になると寒いな」

「床が少し気になるな」

そんな毎日の小さなストレスを、一つずつ減らしていく。

それもリフォームの大切な役割だと思っています。

大きな工事をしなくても、暮らしの中の「ちょっと困った」を解決することで、毎日が少し楽になることがあります。

 

担当者より

床下は、普段の生活ではなかなか見ることのできない場所です。

だからこそ、リフォームの際には「せっかく床を開けるので、普段見えないところも確認しておこう」と考えています。

今回も、実際に床下を確認することで、これまで気づかなかった部分を見ることができました。

「床下の湿気が気になる」

「床がなんとなく気になる」

「家が古くなってきたけど、どこを直せばいいか分からない」

そんな小さなご相談でも大丈夫です。

まずは現在のお住まいの状態を一緒に確認するところから始めてみませんか?

渡辺寛士 
渡辺寛士 

銀行員、リフォーム会社勤務を経て、現在は「わたさぽホーム」および「わたサポ株式会社」の代表を務めています。 全国300社以上の工務店・リフォーム会社と連携し、お客様が自然と信頼できる会社にたどり着けるような、サービス品質の高い業界づくりを進めています。 また、地域の方々に長く愛されるリフォーム会社のあり方についても、日々研究を重ねています。